コーヒーに合うお菓子、スイーツのご紹介です。
フードペアリング理論の考え方から、フレーバーを合わせ、味わいを倍増させる和菓子とコーヒーのご提案です。
コーヒー豆は甘味のあるグアテマラ、和菓子はあんこまんじゅう、どら焼き、最中。この食べ合わせは糖類のフレーバーを増大させます。
こんにちは、「もかお」です!
昨日はフードペアリングの考え方から、味の濃さを合わせるということから、フルーティーなコーヒー豆であるイルガチェフェ、モカ・マタリと柑橘系ケーキが合うことをお話ししました。
こんにちは、「こなみ」です。
柑橘系ケーキは美味しそうだった。写真でちょっと唾が出てきたわ。
そうでしょうー
今日はフレーバーの観点から和菓子の組み合わせをご紹介するよ。
- コーヒーに合うお菓子、フードペアリング理論から考える
- コーヒーに合うお菓子、あんこはどうなのか?
- コーヒーとコーヒーに合うお菓子のご紹介
- お菓子はあんこ物
- コーヒーに合うお菓子でフードペアリングを楽しもう
コーヒーに合うお菓子、フードペアリング理論から考える
フードペアリングとは
これは前回も書きました。
科学的に食べ物の食べ合わせを考えるフードペアリング理論。食べ合わせで美味しさが倍増。知っていると普段の食生活が豊で楽しいものになります。
詳細は前回のブログを参照ください。
フードペアリングの重ね合わせは、基本的に
1.香りを合わせる
2.味の濃さ・重さを合わせる
の2通りがあります。
今回は1.の「香りを合わせる」のパターンでご紹介いたします。
香り(フレーバー)を合わせる
味を増幅させるためには、いわゆる香り(フレーバー)を合わせることが効果的です。
フレーバーを合わせるとは同系統の物を合わせて行くことです。
香りとは、匂いだけではなく、それに口に含んだ時の食感、そして飲み込んだ時の食後感などを総合的に含みます。
今日は、コーヒーと和菓子を合わせることを検討してみたいと思います。
和菓子と言っても多種ありますが、今日は「あんこ」物を合わせます。
コーヒーに合うお菓子、あんこはどうなのか?
あんこの成分
それではまず最初にあんこの成分を調べてみます。
ご存知のように一口で「あんこ」と言ってもたくさんの種類があります。
分類の仕方もたくさんあります。
まずは原材料で分けるやり方。
小豆(あずき)あん、白あん、赤あんなどです。
次は加工度によって分けるやり方。
生あん、さらしあん、ねりあんなどです。
最後は、製造法による分類です。
ずいぶんいろいろありますね。
本日はそのうちの小豆あんについて調べてみました。
小豆(あずき)あんの成分
小豆の主成分は糖質とタンパク質です。
さらに、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、食物繊維や鉄などのミネラルも豊富に含まれています。
また、小豆の赤褐色の正体で、ポリフェノールの一種であるアントシアニンや外皮のサポニンなどの栄養素もあります。
余談になりますが、アントシアニンはワインやサツマイモにも含まれています。抗酸化作用、がん予防効果、視機能改善作用などが明らかなようです。
また、あんこには砂糖がかなり含まれます。
レシピによりまちまちでしょうが、重さにして小豆の80%程度は使用されます。
砂糖の正体はショ糖(スクロース)です。ショ糖はブドウ糖と果糖でできています。
以上のことから、小豆あんの香りの成分は糖質とタンパク質、そしてショ糖ではないかと考えられます。
あんこに合うコーヒーの香り
それでは、あんこに合うコーヒーを探してみます。
SCAA(アメリカスペシャリティコーヒー協会)のフレーバーホイールに大分類で9種類あります。
その中で甘味という大分類があります。
甘味は、黒砂糖、バニラなどの中分類があります。
黒砂糖の中には、小分類のシロップ、メイプルシロップ、キャラメリゼ、ハチミツなどに別れます。
あんこは黒砂糖の中シロップに近い(下図)のではないかと思います。
シロップは砂糖を水に溶かした物です。
ですので、黒砂糖の香りが特徴のコーヒーが合うのではないかと思われます。
【ご参考】SCAAのフレーバーホイール
フレーバーホイールって知ってますか? - コフィア<世界中のコーヒー情報・口コミサイト>
コーヒーとコーヒーに合うお菓子のご紹介
それではコーヒーに合うお菓子を考えてみます。
今回は黒砂糖の香りが特徴のコーヒーとあんこです。
コーヒーは甘味が特徴のグアテマラ
コーヒーで甘味を出すためには焙煎が大きく影響します。
ですので、同じ豆でも酸味、甘味、苦味が焙煎で決まりますので、この豆ならば、甘味があるとは言い切れません。
ですが、なかなか甘味をドンピシャ出した焙煎に出会うことは難しいので、このブログでは一般に甘味が強いと言われているグアテマラの豆をおすすめします。
DjangoBeansさんのグアテマラSHB
DjangoBeansさんの焙煎技術はすばらしく、見事にグアテマラの甘味を引き出した豆を提供してくれます。
SHB(スクリクトリー・ハード・ビーン)とは栽培地標高が1400m以上の農園で栽培されたグアテマラでは最高グレードの豆です。
私のグアテマラはDjangoBeansさんがメインです。
DjangoBeansさんはリンクのホームページをご参照ください。
ここから通信販売で注文できます。
自家焙煎コーヒー豆・ドリップ用具専門店 Django Beans
BIO珈琲
BIO珈琲さんのオーガニックのガテマラです。
オーガニックコーヒーでJASマークが付いています。
酸味の中にほどよい甘味を感じます。
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コーヒーバカの店
酸味が甘味に変わるポイントを押さえた焙煎が売りです。
コクと甘味が特徴です。
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お菓子はあんこ物
それでは甘味がコーヒーに合うあんこ物をご紹介します。
栄太郎 ドラ焼き
東京日本橋の栄太郎のどら焼きです。
北海道産の小豆を使用しています。
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松屋製菓舗 もっちり黒糖饅頭
松屋製菓舗さんおもっちり黒糖饅頭です。
北海道産小豆が使用されています。
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足利市 香雲堂本店古印もなか
どうしても紹介したかったあんこのお菓子がこれ。
栃木県足利市の香雲堂本店さんの古印(コイン)もなかです。
足利の名物です。
古印とは通貨ではなく、古い印鑑のことです。
古い印鑑の印面をもした最中に中に、タップリと小豆あんが詰まっています。
古印の印面も少しずつ違ったもので、中には縦長のものもあります。
通信販売のリンクを貼っておきます。
また、似たような商品に香運堂さんの「古銭もなか」もあります。
古いコインの形をしたもなかです。
こちらは食べたことないのですが、
古印もなか同様中身は小豆あんのようです。
リンクを貼っておきます。
栃木県足利市の香雲堂は古代瓦せんべい、古銭もなか、一口もなか、香雲七福神ようかんの販売を行っております。
コーヒーに合うお菓子でフードペアリングを楽しもう
甘味のあるグアテマラコーヒーとあんこの和菓子のご紹介でした。
フードペアリングをすることでそれぞれの食材が持つ美味しさが増長されます。
是非とも試してみてください。
次回も焙煎のお話をするよ。
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コーヒーとは全く関係ありませんが、ペライチという簡単ホームページ制作ツールのセミナーも行っています。
よかったらサイトを見てください。