こんにちは、「もかお」です!
本日はコーヒー豆の銘柄のお話だよ。
こんにちは、「こなみ」です。
やったー、銘柄はわかりやすいわ。
モカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテン、マンデリンなど知ってるわ。
それも銘柄の一部だよ。
だけど本日はもうちょっと範囲を広げて説明するよ。
世界統一基準はない
コーヒーの名前の付け方の基準ってどうなっているの?
実は世界統一基準はないんだよ。
「好き勝手につけているだけ」と言えばその通りなんだ。
でも、だいたいは生産国、エリア、ブランド名がついていることが多いよ。
コーヒー豆の銘柄の付け方には世界的な統一基準はありません。生産者、販売者によって自由につけられています。
ただし、傾向があり、生産国、エリア、ブランド名がついていることが多いようです。
生産国が銘柄になっている
「ブラジル」「コロンビア」「グアテマラ」などは生産国が銘柄になっています。
ブラジルなどと言っても広い国です。面積は851万㎢あり、日本の約22倍です。もちろん全土でコーヒー栽培ができるわけではありませが、そんなに広いところを一括りにしてコーヒーの銘柄にするのはちょっと無理がありそうです。
エリアが銘柄になっている
モカはイエメンのモカ港が銘柄になっています。モカはイエメン産と対岸のエチオピア産が同じ「モカ」として出荷されます。
中東・イエメン産は「モカ・マタリ」、アフリカ・エチオピア産は「モカ・シダモ」「モカ・ハラー」と呼ばれています。
キリマンジャロはタンザニアのキリマンジャロ山の付近のエリアが名前となっています。
しかし、実際にはキリマンジャロ山麓エリア以外でも、ブコバ地方産以外は全て「キリマンジャロ」の銘柄で出回っています。
タンザニアの面積は94.5万㎢あり、日本の約2.5倍です。これもブラジル同様、ちょっと範囲が広すぎるようですね。
ただし、「キリマンジャロ」は規格で制限されています。
どんなタンザニア産の豆も「キリマンジャロ」と名乗れるわけではありません。
ですので「キリマンジャロ」は次項で紹介するブランド名の性格もあります。
広々としていかにもアフリカっていう感じだわ!
写真のバックに見えるキリマンジャロ山は標高5,892mの高さがある。
本当に高い山だよね。
火山で頂上付近には直径900mの火口があるんだ。
ブランド名が銘柄になっている
「マンデリン」「ブルーマウンテン」「ハワイコナ」などは規格によるブランド名が銘柄になっています。
「ハワイコナ」はハワイ島、コナ地区で獲れるアラビカ種のティピカです。生産量が少なく希少価値があります。品質により階級がついおており、上から5番目の「プライム」までが「ハワイ コナ」を名乗ることが許されています。
そいより低い品質のコーヒーは「ハワイアンコーヒー」というそうです。
その他の情報
その他の銘柄ではありませんが、コーヒー豆の表示にある情報です。
農園名
シングルオリジンと銘打っているコーヒー銘柄では農園名までが表記されていることが多くなっています。
精製方法
前々回までシリーズで解説した精製方法も表記されることが多くなって来ています。「ナチュラル」「ウオッシュド」「ハニー」など、コーヒー豆の味に大きな影響のある精製方法はコーヒー豆の表記には重要です。
焙煎度合い
焙煎度合いもコーヒー豆の表記に含まれることが多くなってきました。同じ豆でも深煎りと浅煎りでは大きく味が異なります。
焙煎は別の機会にシリーズで説明します。
次回は「コーヒー豆の分類」です。
・コーヒー銘柄の世界統一基準はない
・生産国、エリア、ブランドがコーヒー銘柄になることが多い
・コーヒー豆銘柄以外では、農園名、精製方法、焙煎度合いが表記されることが多い
次回は「コーヒー豆の分類」のお話するぞ!