こんにちは、「もかお」です!
今日はよく聞く「スペシャリティコーヒー」のお話をするよ。
こんにちは、「こなみ」よ。
確かに「スペシャリティコーヒー」ってよく聞くわね。
昨日のコーヒーピラミッドで頂点の品質のコーヒーよね?
そうだよ。
だから今日はもうちょっと「スペシャリティコーヒー」のお話をするよ。
明確な基準はない
コーヒーピラミッドの頂点
昨日、紹介したコーヒーのグレード、品質を決める「コーヒーピラミッド」。上にいくほど、高品質、美味しいコーヒーです。
「スペシャリティコーヒー」はその頂点に立ちます。
ですので、いわゆるコーヒーの中では一番美味しく、値段も高めのコーヒーということです。
コーヒー豆販売業者や喫茶店では「スペシャリティコーヒー」と名前をつけて販売しますが、それは美味しく、高品質のコーヒーのことを消費者へ分かりやくするために命名していることが多いです。
統一基準はない
しかし、これも前回お話ししたように「スペシャリティコーヒー」の世界統一基準はありません。
ですので、極端なことを言えば、誰でも自分のコーヒーを「スペシャリティ」と銘うつことができます。
「スペシャリティ」は言ったもの勝ちの状況があるそうです。
Qコーヒー
え〜!そうなの?
残念ながらそなところだよ。
ただ、似たようなコーヒーの品質で「Qコーヒー」というのもあるんだ。
こちらはしっかりとした基準があるよ。
SCAA(米国スペシャリティコーヒー協会)が定めた基準に合致することが条件の「Qコーヒー」という物があります。
「Qコーヒー」は「CQI」という民間団体の登録標章です。
CQIが認定した有資格者(Qグレーダー)が品質を鑑定し、CQIと契約を結んでCQIから権利を付与されたものだけがQコーヒーとなります。
Qコーヒーは日本ではなかなか飲めないよ。
え、そうなの。確かにあまり聞いたことないわ。
でも、Qグレーダーがいる珈琲店があるよ。
そこにいけば、認定された美味しいコヒーが飲めそうだね。
またネットでもQグレードコーヒーが販売されているので、チェックしてみてね。
スペシャリティコーヒーの4つの特徴
話は「スペシャリティコーヒー」に戻します。
「スペシャリティコーヒー」の明確な基準がなくても、常識的な範囲で大まかな特徴はあります。
トレーサビリティ
トレーサビリティとは、作物などの由来の追跡可能性のことです。農園、品種、精製方法などが明らかである必要があります。
どこの農園産かわからないコーヒーを「スペシャリティコーヒー」と呼んでいれば、それはちょっと怪しいです。
味わいがよく風味に個性がある
美味しいと感じられることはもちろん、はっきりとした個性が必要です。
香り、酸味、苦味、コクが「あ、このコーヒーね」と言えるような必要があります。
コーヒーの味の特徴と言えます。
カッピングスコアが高い
カッピングスコアとは、コーヒーの味わいを客観的評価に落とし込むために設けられたティスティング方法です。
「スペシャリティコーヒー」は一定以上のスコアが必要とされています。
SCAJ(日本スペシャリティコーヒー協会)、SCA(スペシャリティコーヒー協会)どちらの評価でも80点以上のスコアです。
欠点豆の混入が少ない
質の高いコーヒー豆にはコーヒーの風味をそこなう欠点豆の混入が少ないことが必要です。
欠点豆は虫食い、カビ臭、黒く変色など、使用できない豆のことです。
通常は焙煎の前に、欠点豆は排除されますが、やり残しがあった場合、コーヒーの味を落とします。
次回は「生産国別のグレーディング」をもう少し詳しく説明します。
次回は「生産国別のグレーディング」のお話です。